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"For WANI -RIP 2020.3.20-"楽曲説明・解説

 こんにちは。今日は先日リリースした"For WANI -RIP 2020.3.20-"の楽曲説明・解説をしていきたいと思います。文書として公開するという手もありましたが,ブログで書いたほうが気軽に読めるだろうと思いこのようにしました。

 Full Scoreを公開していないので,楽譜がなくても曲を聴いていただいただけでわかるような説明・解説を心がけます。いつか楽譜を公開する時が来るかもしれないのでリハーサルマークも付しておきます。

 では,曲自体についての説明をしていきます。


 この曲はきくちゆうき氏の漫画「100日後に死ぬワニ」の主人公・ワニに対して書いたものです。3月20日にワニが死んだときこの曲を書こうと決めました。それから時間をかけて書いてきましたが,他の作品との兼ね合いもあったためこんなにも時間がかかってしまいました。当初の予定では死後3ヵ月の6月20日に公開するつもりでしたが,その時点では半分も出来上がっていませんでした。死後半年の9月20日に公開するという考えもありましたが,6月20日を逃してしまってワニに申し訳ないと思いできるだけ早く公開しようと心に決めたため,夏真っただ中の先週25日に公開させていただきました。

 曲構成についてですが,「100日後に死ぬワニ」には沿っていません。それは「死」を描くことになるからです。私は死んだワニに対して華やかなイメージを持っていました。そのイメージを前面に出したいという考えがあったために「一般的なワニの人生」を描くことにしました。


 では,以上を踏まえて曲の中身について解説していきたいと思います。


 まずオープニングです。ファンファーレ調にしましたが,これはワニの誕生を表しています。人間でも犬でも誕生は嬉しく華やかなものです。それはワニも同様でしょう。誕生することの素晴らしさを盛大に表現しました。[Opening]

 次にマーチ調になります。吹奏楽コンクールの課題曲マーチをイメージして作りました。ここではワニの人生(ワニなので"人"生ではなく"鰐"生ですが,そんなことは置いておいて…)の第一過程である成長期を表しています。着々とワニが成長していく姿を思い浮かべて聴いてみるとそのように聞こえると思います。[A~B]

 その次に低音と木管が交互に主張するシーンが来ます。低音は生活するうえでの嫌なこと,木管はそれに対するいいことを表しています。人間界でも「嫌なことがあればいいこともある」と言いますよね。そういうことです。その後徐々に楽器が増え音量も上がりaccel.もしていきます。そして2回目のプッシュです。嫌なことがあってもいいことが勝つ,ということです。[C]

 そして雰囲気がガラッと変わりPitのフィーチャー,続いてスネア・バッテリーのフィーチャーになります。ビブラフォンの低音,暗めから始まっていますがこれはどのようなことかというと人生の墜落です。人生の花のようなことを経験した後,大きな失敗・挫折をします。それがこのシーンです。[D]

 次に金管低音のフィーチャーです。ここも暗い曲調ですが,失敗・挫折を経験し自分に対して嫌悪感を抱いている状態を表しています。[E]

 次のシーンは全ての楽器が小さな音量から徐々にクレシェンドしていくと同時にaccel.そしてrit.がかかります。挫折からだんだんと立ち直っていく様子を表現しました。楽譜を混沌化させたのは,様々な感情の入り混ざりを表したかったからです。[F]

 ついに3回目のプッシュです。挫折からの立ち直りです。途中一度音量が下がりますが,これは一瞬の迷いを表しました。そしてカンパニーフロントのようなシーンです。ここでワニは完全に立ち直り前向きな気持ちになります。[G]

 気持ちが入れ替わったワニはその後明るい人生を送ります。[H~I]


 以上が曲の中身の解説でした。


 この解説を読んで,少しでも曲について理解していただけると嬉しいです。今後も作曲楽曲についてはこのように解説していきたいと思います。

 では,次のブログで。

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